ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 129 今だからこそ知っておく、災害トラブル 日本不動産仲裁機構
住宅新報 2020年8月4日 号 8面
連載: ADRの現場から
令和2年8月現在、コロナ禍は収まることなく、日本においては「第2派」の発生をも懸念されるという事態になっています。そこに、この度の「令和2年7月豪雨」が発生しました。度重なる災害に対し、人はなすすべがないのかもしれませんが、災害がきっかけとなって発生する人と人のトラブルもあり、こちらに対しては、できるだけ迅速に、穏便に解決をしていきたいと願うばかりです。
例えば、大地震などの災害の際は、住居や建物に被害が出るケースがあります。実際に、東日本大震災においては「アパートが損壊し、ドアが閉まりにくくなっているのに、賃貸オーナーがなかなか補修をしてくれない」などのトラブルが発生しました。そして、大地震という「避けられない、誰も責めることのできない天災」から発生したトラブルについては、ADRの話し合いによってトラブルを解決する手段が多くとられました。今回は、震災の際にトラブル対応を経験した熊本県R社の経験した事例を紹介します。
ケース(1)=入居者と賃貸オーナー
























