高精度で地盤を調査 微動探査協 普及に取り組み強化
住宅新報 2020年7月21日 号 7面

従来の地盤調査は地盤が建物の重さに耐えられるのかどうかを調べるに留まる。微動探査では、地震発生時の地盤の揺れやすさや共振しやすさを調べる。人の感じないわずかな揺れも感知する高精度の微動計(地震計)で地盤の揺れ方の特徴や地盤の固さを調べられる。
建物の新築前や建築後の劣化破損状況を計測する。そのデータに基づき、「強い地盤の立地」「耐震性などの初期性能」「メンテナンスなどの性能維持」の観点をふまえた住宅建設や耐震補強、リフォームで適切な耐震住宅づくりと補強方法を促す。計測データは同研究所で解析・蓄積。基盤情報として地域防災にも活用し、本当の意味での地震に強いまちづくりを後押しする。
自宅を避難所に
7月10日に東京都内でデモンストレーションした。同協会会長で同研究所客員研究員の戸成卓二氏は、「建物の強さだけでなく、地盤の柔らかさにも着目して対策することで、本来の地震防災の備えになる」と強調。「避難所に行かなくても自宅が安全な避難場所となるように」と普及に力を込めた。
デモの当日は、新たなサービス『ハイブリッド微動探査™』など3つの提供サービスを紹介。計測機器は、従来の住宅地盤調査と違い、約2.5kg×4個のコンパクトサイズで持ち運びが容易で、地面に穴を開けずに無騒音・無振動にボタンを押すだけで計測できる仕様とした。























