VRツールで内見数増 ライナフ・ナーブダイヤモンドメディア コロナ禍の部屋探しに手応え
住宅新報 2020年6月9日 号 7面
講演でライナフは、不動産業向け最新ITツールは、受電やファクス対応、入力作業や鍵の受け渡しなど付随な「ノンコア業務」を自動化、効率化し、主軸な「コア業務」の時間を創出し、オーナー提案や新規開拓などに注力できると提起。その導入は「単に楽をするのではなく、企業競争力の強化につながる」と解説した。現在、テレワークが広がり、自宅で過ごす時間の増えた消費者から、「子供」をキーワードに問い合わせが増えた同社のスマートロック『NinjaLockM』(ニンジャロック・エム)を導入すれば、「高いセキュリティ性で守る。時間に自由性のあるセルフ内見での活用でも注目されている」と紹介した。
生活をより豊かに
ダイヤモンドメディアは、不動産業界でも注目されるDX(デジタルトランスフォーメーション)について解説し、「電子化でコストを削減するだけではない。本質的な意味は人々の生活を豊かに、よりよく便利にすること」と紹介。また、賃貸管理会社は入居率の向上や維持が最重要だが、煩雑な業務に追われがちと指摘。コロナ禍で業務を再構築し、DX化を促進すべき環境となった。それらのノウハウや、データ連携システム、社内での人的な運用方法を支援する同社の『Synca』(シンカ)を紹介した。
メインセミナーでナーブは、実際に現地にいるような体験を得られる『VR内見®』の導入でコロナ禍でも内見数を増やした賃貸仲介管理のエスティケイ(山梨県甲府市)と対談。ナーブは、VRと現実の内見は〝対向〟ではない。大切なコミュニケーション手段としてそれぞれが選択肢の一つになると解説。VRゴーグルを使えば事前に物件を絞り込み内見でき、効率的で利便性もよいと紹介した。
付加価値として
エスティケイは、当初はオブジェ(飾りの置物)化していたVRゴーグルを効果的に利用した方法を解説。成約率を落とさず効率化と生産性を高めた要因に、「管理物件を把握する研修を兼ね、抵抗感の低い新人社員で専属チームを編成し、利用を促進して業務を改革した」と前提を示した上で、従来は内見せずに契約していた層にもVRの選択肢を提供して付加価値になったと効果を紹介。「対象を学生の若い入居検討者に絞り、利便性を享受してもらいやすくした」とし、今後はVRでの内見の完全な切り替えも視野に入れていると語った。























