ADRの現場から 不動産会社が知っておくべきトラブル解決ノウハウ 120 土地活用プランナー トラブル解決×土地活用プランで地主・家主の力に
住宅新報 2020年6月2日 号 8面
連載: ADRの現場から
「安定的な賃貸経営を目指しているオーナー様の土地活用を、成功に導くのが私のミッションです」と話すのは、土地活用の専門家資格「土地活用プランナー」とトラブル解決の専門家資格「調停人」を併せ持つ東京都の不動産会社の代表Sさん。
Sさんは、「事業の成功に向けて線路を走る列車があるとして、そのレールを作りながら、同時に障害物を取り除いていく」ことが土地活用プランナーであると言います。
ここで、Sさんの事例を紹介します。東京都渋谷区に60坪の土地を持っていたA氏は、「相続税が払えない」という悩みを抱えていました。不動産の比率が高く金銭納付が難しいため、物納申請を行っていましたが、対象の敷地には賃貸アパートが建っており、入居者との立ち退き交渉がうまくいかなかったため、申請をしたまま実に3年の歳月が過ぎてしまっていたのです。このままでは、申請が却下されてしまいます。
























