知って得する建物の豆知識 288 ビャルケ・インゲルス 快楽主義的持続可能性の申し子
住宅新報 2020年5月26日 号 12面
連載: 知って得する建物の豆知識

現在、ヨーロッパで最も注目されている建築家の一人がビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels)です。
1974年コペンハーゲン生まれで、現在45歳。デンマークが久しぶりに輩出した国際的な建築家のホープとして、日本でも建築学生や建築ジャーナリズムに人気があります。子供の頃からコミック作家になりたかったのですが、父親の「漫画家にはいつでもなれるが、建築家には若い時から勉強しないとなれない」というアドバイスに従い、王立デンマーク美術アカデミーに進み、建築の勉強を始めました。途中でスペインのバルセロナ建築大学へ移籍しましたが、最終的にはコペンハーゲンへ戻り、美術アカデミーを卒業しました。
卒業後はロッテルダムのレム・コールハース建築事務所OMAに勤務して腕を磨き、その後はOMAの同僚であったジュリアン・デスメットと建築事務所PLOTを立ち上げました。元々の資質もあったのでしょうが、「オランダの暴れん坊将軍」ことレム・コールハース事務所での「力ずくで納めるデザイン」の経験は、後の造形に大きな影響を与えたようです。
























