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スタンダード会員限定不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第16回 不動産テックの概況と課題

住宅新報 2020年4月21日 号 7面

連載: 不動産市場異聞

売買・賃貸仲介
不動産市場異聞 大東建託賃貸未来研究所・AIDXラボ所長 麗澤大学経済学部経営学科客員准教授 宗 健 第16回 不動産テックの概況と課題

 スタートアップを含む様々な企業が不動産テックに取り組んでいるが、GAFAのような存在感を発揮する成功例はいまだ見られない。その背景には、不動産領域のビジネスとしての特殊性と個人情報保護法を中心とする制度上の課題がある。

 不動産テックの類型と技術

 類型には様々なものがあり、マッチングプラットフォームとしては、ポータルサイトを代表例とする広告プラットフォームがあり、売り手と買い手の直接マッチングや、駐車場や空きスペースのマッチングといった新業態もある。
 取引プロセスに関するものでは、クラウドでの物件管理システム、IT重説のためのシステム、内覧のためのVR、チャットボットや音声応答システム、家賃や価格の推計などがあり、同一画像の判断や画像への自動タグ付けといったものもある。
 マーケティング関連では、地図情報を活用したGISサービスや、効率的な広告配信のためのDMPやリコメンドといったものもある。IoT関連では、スマートロックやスマートスピーカー、家電のスマホでの制御等もあり、お金周りでは家賃の電子決済やエスクロー、クラウドファンディングといったものもある。更に、工事現場へのロボットやセンサーの導入、RFIDによる部材管理などもあり、登記情報や取引情報へのブロックチェーン適用等も提案されている。
 こうした場面で活用されている技術は、画像認識(DeepLearningによる判別)、音声認識(音声のテキスト変換)、データを使った判別と推測(古典的な回帰系とDeepLearning系に分かれる)といったものであり、システム等から入手できないデータを取得するためにセンサー等が組み合わされる(これは一般的にはIoTと言われる)。

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