紙上ブログ 不動産屋の独り言 549 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 逃げを打つ連帯保証人 その後 温厚な兄が片付けに応じて
住宅新報 2020年4月21日 号 6面
連帯保証人である元妻Bさんが、私からの催促でうつ病になっているという話。すい臓がんで余命いくばくもない借主の口から、「もう請求しないでやってくれ」と、最後の頼みのように言わせ、責任から逃れようとしていた。うちの店に来て、「こういう事情なので分割にしていただきたい。できるだけ安く上がるように配慮していただけないか」と率直に相談してくれたら便宜を図らないわけでもない。だが電話しても出ず、メールしても返信してこないようでは「しっかり徴収しよう」という気になるものだ。
誠意なき対応
当初は身寄りがいないと聞いていたが、兄がいることが判明。その兄が片付けをしてくれるはずと当人は言うが、立ち会いの日時も指定しないし、鍵を返しにも来ない。部屋を見に行き、ドアの郵便受けから中をのぞくと、まるでゴミ屋敷。家主の厚意で12月中に片付けてくれるなら、家賃は11月分まででいいことになっていたが、1月に入っても何の連絡も寄こさないので、兄に電話して「明け渡しも鍵の返却も受けてないのだから家賃は今も発生していますよ」と告げると、「それはそうだな」と納得し、3月中に片付けるからと約束してくれた。























