紙上ブログ不動産屋の独り言546 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 連帯保証人の逃げ口上 シラを切り、連絡不通に
住宅新報 2020年3月31日 号 6面
私が賃貸仲介管理の仕事に就いて30年。数多くの家賃滞納者と接してきたが、連帯保証人がしっかりと補償してくれたケースは5件もない。実の親であっても「そんなの知らない。本人に言って。こちらだってそんな金はない」と逃げるケースがほとんど。契約書や保証承諾書に実印を押し、印鑑証明も提出していても「私は頼まれただけだから知らない」と言い出す人もいる。そんな理屈が通るはずもないのだが、堂々とシラを切る。中にはその後の電話に出なかったり、メールを無視したりするケースもある。何カ月も滞納していて連絡一つ寄越さないような入居者の親なのだから推して知るべしだが、ひどいものである。
本人は認知症
当社の管理物件に住む、長くスナックを営業していたママさんの場合はこうだ。高齢で入院していて認知症でもあるという。賃料は1年ほど滞納しているが、本人は毎月払っているつもり。もう店仕舞いして明け渡したほうがいいと思うのだが、本人は今も営業しているつもりでいる。























