検NETが新築、リノベ物件向け新サービス 「引渡前インスペクション」 売主・買主のアフターリスク低減へ
住宅新報 2020年3月3日 号 6面
15年設立の同社は、建物状況調査と瑕疵保険検査で月間1000件以上、累計3万件の検査実績を持つ。松田社長は「瑕疵保険の調査や建物状況調査をはじめ、設備や床下の検査まで1人の検査員がワンストップで対応できる点が特徴だ。検査で課題となる各専門業者の日程調整が不要な上、札幌から福岡まで累計240人の検査員が登録されており、対応エリアが広い」と自社の強みを説明する。加えて、雨漏調査業務では特殊な「レインボービューシステム」を使用し、雨漏の原因特定率は99.4%(19年同社実績)に達するという。
18年4月の宅建業法改正によってインスペクションの説明義務化が始まったのを機に、大手不動産仲介会社から問い合わせ件数が増加。この頃から既存住宅に関わる検査件数が月1000件に達するようになった。対象不動産はマンション、戸建てが半分ずつ。首都圏を中心に地方の主要都市からも受注が続く。松田社長は最近、消費者自身が注文住宅を購入する際などにインスペクションを依頼するケースも増えたと指摘し、「改正民法によって、追完請求や代金減額請求など買主の選択肢が広がる。売主は契約時に合意した内容を引き渡し時に履行しなければならない」と必要な対応を呼び掛ける。
そんな状況を見据え、同社は売主・買主双方に提供できる検査パッケージ「引渡前インスペクション」の提供を開始した。建物の基礎検査と8つのオプション検査で構成。新築住宅やリノベーション住宅の引き渡し前に、外壁・内壁の仕上げ材やサッシ・床下内部や小屋裏内の施工状況、住宅設備機器の稼働確認・インフラ・電気設備等の引き込み状況などをチェック。是正箇所をまとめた報告書を提供する内容だ。
























