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プレミアム会員限定紙上ブログ 不動産屋の独り言 537 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 入居者の説明に違和感 家賃は後回しでいいのか

住宅新報 2020年1月28日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

売買・賃貸仲介

 ある家主さんから電話があった。「実は101号室のOさんのご主人から電話があり、『今月仕事で入金予定だったお金がまだ振り込まれていないので、とりあえず4万円だけ先に振り込み、残りの5万円は少し待ってください』と仰るんです。一応坂口さんも承知しておいてください」とのこと。

人のいい家主

 そもそも家主さんはそれくらいのことで騒ぐ人ではない。何棟も所有しているアパートや貸家の家賃を、お願いされてもいないのにどんどん下げていっている。こちらのコラムでも何度か登場している〝人がよすぎる〟家主さんである。もちろん、この件も家主さんが了解しているなら私には異存はない。だが、どうにも不思議に思うことがある。それは、そのアパートは家賃が9万円であり、夫婦共稼ぎで借りているのに貯金が1円もないなんてことがあり得るのか、ということ。貯金の残高がゼロとか10万円という家庭があるものなのかという疑問だ。

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