明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第317回 土地と共生する低層マンション 接地型は暮らしを豊かに
住宅新報 2020年1月21日 号 4面
【学生の目】
近年、都心部には20階を超える超高層マンションが立ち並んでいる。景観の良さや共用施設の充実などから30代を中心に人気を集める。一方、デメリットもある。超高層マンションに住む人の多くが感じるデメリットは、外に出るのが面倒な点だ。上層階ほどエレベーターの移動時間が長くなるためである。階段を使う方法があるが、超高層の上層階から1階まで歩いて昇降するのは非現実的だ。病院や幼稚園に行くなどの必要があればともかく、高齢者や子供が自発的に外に出ることが少なくなる。超高層マンションの暮らしには、デメリットを克服する工夫が必要となる。
新浦安駅から徒歩圏の住宅街に、4階建て〝低層マンション〟が存在する(写真)。4階建ては中層だが、第一種低層住居専用地域にあることや、近年3階建ての戸建ても多いことから、4階建ては〝低層〟に見える。超高層マンションは眺望が良いなど空と共生するが、低層マンションは土地と共生する。写真のマンションが土地と共生するポイントは第1に、3階建てに見えることだ。やや後退した位置にある緑が、フェンスと1階を隠している。見えるのは緑と3階分の建物だ。






















