19年は「性能向上」「住まいの個性」 リノベ協が年間最優秀作品を表彰
住宅新報 2019年12月17日 号 6面

賃貸での断熱エコリノベが19年の総合グランプリに輝いた
リノベーション協議会(山本卓也理事長)は12月12日、東京都内で「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」授賞式を開催した。同協議会会員企業の施工実績の中から1年を代表するリノベ作品を選出。施工費別に4部門に分類し、SNSを活用した一般投票で各部門ノミネート作品を選出した上、住宅に関わるメディア編集者9人による最終審査で総合グランプリ、部門別最優秀作品賞4点、特別賞13点を決定した。
7回目の今回は279作品(前回246作品)がエントリーし、SNSを活用した一般投票をもとに60作品がノミネート。(株)大城の『鹿児島断熱賃貸~エコリノベ実証実験プロジェクト~』が総合グランプリに輝いた。500万円未満部門からのグランプリは初めて。同事例は、エネルギー供給会社である地元のガス会社が断熱エコリノベを通じた省エネを推奨するため、マンション一棟を購入。500万円未満という低コストに加え、住み手がいない賃貸物件に性能向上を図ることで空き家問題解決の糸口を提供しようと取り組んだもの。選考委員長の島原万丈氏は「断熱改修によってHEAT20のG2グレードを達成した。温暖な鹿児島では高い断熱性能は不要という通念を吹き飛ばし、性能が置き去りにされる賃貸住宅の常識に立ち向かった。鹿児島大学の協力で改修前後の室内温度と電気使用量を測定し、そのデータを入居募集時に提示するなど、不動産市場での物件情報提供のあり方にまで照準した点はすばらしい」と評価した。























