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スタンダード会員限定「ワンリノ」加盟のMJ TOKYO・原田智成社長 仕入れ情報が増加 競合より早く、高く成約も

住宅新報 2019年11月26日 号 6面

売買・賃貸仲介
原田智成社長

原田智成社長

 08年創業のMJ TOKYOは、1都3県を中心に中古マンションや土地の仲介、自社分譲などを事業とする。東京23区内の新築一戸建て・中古マンションを、仲介手数料無料かつ物件値下げ交渉を担う不動産仲介サービス「家やすっ」などの運営も行う。

 主力と位置づけるのがリノベーション事業だ。以前から中古マンションを対象に手掛けていたが、案件数など課題が山積。そんなとき、エフステージのBP事業開始の案内を見た。「もともとエフステージ社の手掛ける内装は、買い手に響きやすいという認識を持っていた。レインズの販売図面にワンリノ募集の文言を見たとき、好機だと思った」。

 成果も着実に目に見えてきた。物件購入・リノベーション・再販という一連の取引は、これまでの月1件から月2~3件に増加。今年3月から買い付けを本格始動し、半年間で約20戸を扱った。成長要因について原田社長は、BP事業に参画する経営者による定例会を挙げ、「エフステージ社の取り組みを実践しつつ、当社で使える形にアレンジしたことが奏功した。例えば、仕入れでは、メールに注力すると共に、外回り営業時に未公開物件情報を持っていくなど工夫した」と話す。

 更に「安心」と「快適」を重視したリノベーションブランド『アライズ』による回転率の速さも強みと受け止める。仕入れから販売、契約まで、今までは平均半年ほどかかっていたが、『アライズ』では完成後1カ月で売れた例もある。築地の73年築のマンションでは、競合のリノベーション会社を抑えて選ばれた。「買主は50代の単身女性。当社は販売が後になったことに加え、単価、グロスも高かったが、当社が先に成約した。契約時にお話しする機会があり、『アライズ』の内装と購入後の保証が安心できる、と話していた」と振り返る。現在では完成後物件や、他の工事現場の内見を促すことで、工事中成約率の向上に努めるなど、「ワンリノ事業加盟のおかげで営業の仕方が変わった。仕入れの情報量が格段に増えた」と笑みを見せる。

 同社は、目下の課題として工事費用のための資金調達を挙げる。他方、「ワンリノ事業によって、エフステージ社の名前を出せることで金融機関の印象もいい」と笑う。「当社は現在3名体制だが、現有戦力でも年30~40件手掛けたい。そのペースに乗ってきた」とし、2年後には年100戸ペースをもくろむ。なお、大手が参入するリノベーション業界の課題については『ワンリノ』事業の更なる浸透が必要とし、「コツコツと継続しながら成果を出すことが成長への近道だ」と意気込む。

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