紙上ブログ 不動産屋の独り言 527 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 当社史上最悪の家賃滞納者(3) 裁判後の心配は無用か
住宅新報 2019年11月12日 号 6面
A氏の連帯保証人にも電話したが、連絡が付かない。以前はつながった番号だ。何かの事情で番号を変えたのだろう。入居者のA氏本人は知っていると思うが、聞いても教えないだろう。奥さんは良家の子女だったそうで、話していると、確かに気品が漂っている。以前、私に「近々、いいご報告ができると思いますよ」と笑顔で語っていたから、旦那の「もうすぐ仲介料が入るから心配しなくていいよ」と聞かされて、何も疑わず、そのまま信じているようだった。同情はしないが、かわいそうではある。
その場限りで
「俺はこう見えてもマンションを持っている友だちは何人もいる。空室もあるから、俺が『貸してくれ』と言えば、貸してくれる奴はいるんだから」と言うが、それならばお友だちに頼めばいい。きっと貸してはくれるだろうが、「家賃は払えないけれど」と言ったら、誰も貸してくれないに違いない。























