ケイネックス 関東・関西でステージング 「ホムステ」始動 デザイン力で〝早期売却〟へ
住宅新報 2019年11月5日 号 6面
16年8月創業の同社は、企業価値を高めるマーケティングパートナーとして、デザイン力、テクノロジーを活用し、効果・反響を出してきた。商圏は大阪と東京。クリエイティブ事業では、時代の変化に伴う課題の解決にデザインを発揮する。これまでも建売業者のチラシデザインやウェブサイトの更新、立て看板の製作など、不動産事業者の課題解決に携わってきた。
「ホムステ」は、そんなマーケティングやクリエイティブに課題を持つ不動産業界とのつながりを強化する狙い。「取引はBtoBが中心だが、サイトを通じていつもクライアントの先にいるカスタマーを見ている。カスタマー目線によって更なる活性化が期待できる不動産業界に提供していきたい」と谷社長は話す。
「ホムステ」の対象は、関東・関西の売買物件、民泊物件、別荘・リゾートなどだ。大阪では民泊運営会社からの依頼で、マンションのワンフロアでデザイン別に導入した事例もある。また、ホームステージャー資格保持者(東京3人、大阪5人)がおり、物件の購買層を把握して売れる物件に仕立てる。ラグジュアリー、モダン、ハードカジュアルなどユーザーのニーズに合わせたデザインパターンを用意し、「細分化・深掘りして成約できるデザインパターンを増やすことが課題。絞り込んだデザインを提示し、その中から選べる仕組みを整えることで、より早く低コストで提供できる」と見据える。
遠隔地からのオーダーや、賃貸用でコストをかけにくい事業者向けに、デザインのみを提案(5万円台から提供)していく構想もある。「プロのデザイナーがデザインしたものが、プラン提案からでも試せる。より高くより早く売るという価値を、安価に提供できることが強みだ」。
日本でホームステージングが成熟するためには「人口減少、高齢化など日本の情勢を踏まえ、遺品整理など日本ならではの事情に応えるオーダーのされ方が必要だ。ただの家具の配置ではなく、クリエイティブを通じて、本来のホームステージングに近づけていく」としている。

























