三菱地所 CLT採用ビルを公開 現場施工簡素化などで低コスト化
住宅新報 2019年9月24日 号 4面
三菱地所は9月19日、CLT(直交集成板)を構造材とした8階建て事務所「(仮称)千代田区岩本町三丁目計画」(東京都千代田区岩本町3丁目)の施工現場を公表した。延べ床面積約645m2、鉄骨造とCLTの混構造。CLTを構造材とした6階建て以上のオフィスビルは日本初で、竣工後はCLTを見ることができない。同社がCLTを手掛けるのは4件目。流通量が多い木材の使用や耐火被覆法を見直すことなどで、CLT活用による工事費の低減や工期短縮を図った。竣工は20年3月の予定だ。
同物件では、コストを抑えるため、流通量が多い国産の2×4材ラミナで構成されたCLTを開発。CLTと鉄骨の簡易接合方法を開発し、現場でのCLTの加工を縮減した。また、床にCLTを使用した鉄骨梁の新たな耐火被覆を採用し、工事の簡略化でコスト低減を図った。
同物件は、個人所有の土地を同社が取得して賃貸オフィスを建設、運営する。将来的な売却などは未定。CLTは、3~8階の床に使用。3階、4階は2時間耐火仕様、5~8階は1時間耐火仕様のCLT材を使う。密集市街地でCLTを採用した高層非住宅建築のモデル的事業として、国土交通省の補助事業に採択された。
なお、CLTの使用量は合計57m3となる。























