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スタンダード会員限定ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 84 マンション外壁タイル剥離問題解決支援センター マンションの外壁修繕

住宅新報 2019年9月17日 号 8面

連載: ADRの現場から

資格・実務
大谷昭二理事長

大谷昭二理事長

 昨今、マンション外壁修繕でトラブルが続発し、裁判となるケースも少なくありません。大阪地裁には建築関連の訴訟を専門に扱う「建築部」があり、そこでは常時10数件が係争中です。

 ある訴状によると、神戸、三宮の20階建てマンションは05年の完成で、15年に14階の外壁タイルが幅1.5メートルにわたって剥がれ、4階のベランダに落下、一部は歩道に散乱し、補修会社の調査では外壁全体の15%に問題があるとされました。検討の末、管理組合は施工会社などに約2億4300万円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。貼り替えを余儀なくされた管理組合は、「タイルを取り付けるコンクリート面の処理に手抜きがあった」と主張し、一方施工会社は、「原因は経年劣化」と争っている状況であるということです。

 外壁修繕の事例の他にも、マンション大規模修繕に関するトラブルとしては、工事から1~2年で雨漏りが発生したり、ひび割れ部分が再度ひび割れるといったことが起こる「施工後に短期間での不具合」や修繕工事中の騒音やにおい、煙、日当たりなどに関する「マンション住民または近隣からのクレーム」があります。

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