紙上ブログ 不動産屋の独り言 519 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 家主の心理は分かるがつらい 25年以上の信頼は別か
住宅新報 2019年9月17日 号 6面
ある住宅メーカーの営業マンが、その会社で建てたアパートの家主宅を定期訪問していて、当社のことで、こんな話が出たと教えてくれた。「もう1年以上も決まらない部屋があるんで、管理会社を替えようかと思っている」という。実は2部屋空いていたが、1年近く経ってからようやく1部屋が決まった。もう1部屋、2階の角部屋が1年以上も空いていて、それで、である。
全改修を提案
2階の角部屋に以前入居していたのは、大手企業の法人契約で単身赴任の男性。10年も借りてくれていて、その割にキレイな退去であったが、経年劣化もあるからほぼ全面的にリフォームしなければならない。ファミリー向けの間取りながら、風呂は追い炊きができない落とし込みタイプ。全自動に交換すべく見積もりを出して家主さんに連絡すると、25年以上の付き合いで初めて「私が見てからどこをリフォームしてもらうか連絡しますよ」と言う。「そんなに掛かるの?」とも言っていたから嫌な予感はしていたが、風呂を全自動に改修することもなく、壁紙もほぼそのままだ。























