コクーが「REALVOICE」始動 〝顧客の声〟自動反映 仲介会社の成約数向上へ
住宅新報 2019年9月10日 号 7面

チラシにQRコードを掲載し、来店率の向上につなげる活用方法もある
「人財ソリューション×デジタル事業」を行うコクー(東京都千代田区、入江雄介社長)は9月10日、全国の売買仲介会社を対象に、顧客満足度を高め成約数の向上に貢献するプラットフォーム「REALVOICE(リアルボイス)」の正式版をリリースした。これはエンドユーザーが不動産会社のホームページ閲覧時に求める「会社の評判」「スタッフ情報」に応えるためのサービス。同事業責任者の木村一元氏は「仲介業は商品を持たず、企業として特徴が出しにくい。特に中堅・中小の仲介会社は、大手に比べて知名度や規模では分が悪い。他社と差別化するには、会社や働くスタッフが過去の顧客からどのような評価を得て、信頼の貯蓄をしているかが重要」と開発の経緯を説明する。
同サービスの特徴は、成約した買主の声を自社ホームページに自動反映できる仕組み。スマートフォンなどを使用し、売買契約時や決済・引き渡し時に顧客アンケートを実施。営業スタッフ評価をフィードバックするため、成約したA社は〝満足の声〟を掲載し、未来の顧客へPRできる。その場で記入をしない顧客には、アンケートごとに発行されるQRコードとURLをメールやSNSなどで送付することもできる。
他方、成約に至らなかったB社やC社に対し、その理由が届くシステムになっている点も出色だ。これにより、B社やC社は非購入の理由や不満足だった原因が分かり、「自社の改善に役立てることが可能となり、営業スタッフの育成に生かせる」(木村氏)。
導入企業は「REALVOICE」の専用アカウントを発行することで、スタッフ一人ひとりの紹介ページも3分程度で作成が可能。アンケート結果はスタッフ紹介ページのデータと連動するので、常に新鮮な情報が自社のホームページへ反映される。問い合わせに対するお礼メールにスタッフ紹介ページURLを添えたり、チラシにQRコードを載せたりと来店率の向上につなげる方法もあるという。
同サービスはURLにアクセスすれば簡単に利用できる。導入費用は不要で、一店舗当たり月額1万円で提供する(60日間無料提供)。中堅・中小の仲介会社への導入を想定し、20年6月までに660店舗の導入を目指す。更に、売却時の売主や賃貸用の提供に向けて準備中だという。























