マンション管理応援歌No.202 廣田信子の紙上ブログ 子育てマンションの「売り」を手放さないで
住宅新報 2019年7月30日 号 6面

「経営感覚」が管理組合にも必要と言われます。それは、将来、このマンションに住みたいと思ってくれる人をどう確保するかと言う戦略を持っていることだと思います。高経年になっても市場価値を維持しているマンションの多くが、若い子育て世代に選んでもらうための戦略を持って、小さな努力を重ねています。子育てしやすいマンションという評価を周囲から得られ続けることが大事なのです。
最近、もったいないと思う話が…。あるマンションでは、分譲時にマンション内に2歳以下の子供を預かる私設ベビールームがありました。分譲業者が、若い共働き世代の購入を促すために、5年間の運営費用負担で設置しています。その後、管理組合が費用負担をすることになると閉鎖になる場合が多いのですが、ここでは、保育園不足の中、認可施設に格上げでき、管理組合の負担なしで、家賃が支払われるラッキーな提案が。でも、居住者の中には、これから高齢化が進むことを考え、ベビールームのスペースは別の共用施設にすべき、という強い意見もあり対立があります。
また、別のマンションでは、公開空地があり、近隣の方の通行や交流に使われるのと同時に、子供たちが元気に遊ぶ場でもありました。しかし、その子供がだんだん育ち、新しい居住者が入ってくると、子供の声がうるさいから公開空地で子供が遊ぶことを全面に禁止すべきという声が上がり、対応に悩んでいます。興味が薄れて






















