地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 105 連携が活性化のカギになる(1) 全国に広がるDMOとは
住宅新報 2019年7月30日 号 3面

高野山の入口にある九度山町の慈尊院。高野山に向かう人の出発点として外国人客も訪れる
今回から紹介するのが、「連携」について。インバウンド業界は裾野が広く、関わる事業者は、交通、商業、ものづくり、医療など多彩だ。したがって、異業種間の連携は大切になる。更に地域間の連携も重要であり、外国人旅行者は周遊型の旅行が多いのが理由である。 ライター/インバウンドコンサルタント 此松武彦
08年からの新制度
最近全国で注目を集めている連携に、DMOがある。デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーションの頭文字をとったもので、もともとは海外で始まった制度だが、観光庁が主導して08年から「日本版DMO」が増えている。海外では民間の手で必要に応じて、議論や試行錯誤によって積み上がってきたもので、制度のみをまねしているという一部の批判もある。しかし、今後どのように根付くかは、もう少し経過を見守るしかない。


























