建設コンサルタントが語る 不動産業の中期展望 (上) 不動産総合戦略協会客員研究員 水谷敏也 ポジティブ視点が重要 メインシナリオに与しない
住宅新報 2019年6月4日 号 5面
オリンピック前後
東京オリンピック後に最も懸念されているのは、オリンピック後に景気が落ち込むのではないかという見方である。確かに、過去のオリンピック開催国の状況を見ると、オリンピック後に景気が落ち込んだケースが多かった。今回の場合、オリンピック開催の前年から景気悪化の兆しが出ているので、仮に景気が落ち込んだとしてもそれほど深刻なものにはならないであろう。むしろ米中貿易戦争の長期化による世界経済のブロック化の影響が心配だ。
東京オリンピック開催の20年は団塊世代が後期高齢者入りをして、本格的な超高齢化社会が到来する転換期である。少子高齢化によって生産年齢人口はピークアウトし、経済規模が縮小に向かう。その結果、建設・不動産市場も停滞局面に入るというシナリオがまことしやかに伝えられている。






















