三井不動産 都心近くで賃貸ラボ事業を本格化 ライフサイエンス分野のイノベ拠点に
住宅新報 2019年6月4日 号 4面
三井不動産は、新事業として「賃貸ラボ&オフィス」事業を開始する。創薬や再生医療などのライフサイエンス分野で、気体や液体を使用した研究を行うウェットラボとオフィスをセットにした施設を、ベンチャー企業などに賃貸する。国内外の大学などが参加するライフサイエンス分野のコミュニティ「LINK―J」を通じて、ベンチャー企業などから要望が寄せられていた。今回の事業は、住宅やオフィスビル、商業施設などに続く「6番目のアセットクラス(資産分類)の不動産事業」(植田俊常務執行役員)と位置付ける。東京都江戸川区葛西と江東区新木場の2カ所に物件を用意。今後は、都心近接地に加えて大学や研究機関などの近接地での展開も見込んでおり、「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)での設置も検討する。
「三井のオフィス&ラボ」で展開する新事業は、テナントが共通で利用できる実験機器室、会議室、交流用のラウンジを整備する。日本では少ない都心近接地の賃貸ラボ施設、異業種交流などによるオープンイノベーションの創出、充実した研究環境を事業コンセプトとする。
第1弾は、第一三共の葛西研究開発センター内に「(仮称)三井リンクラボ葛西」を設置。同社が建物を改修しマスターリースする。19年9月の竣工を予定。1区画30坪前後で、テナントは一定規模のベンチャー企業や異業種、東京に拠点がない製薬会社、大学などをターゲットにする。また、第2弾「(仮称)三井リンクラボ新木場」は、同社が土地を賃借し建物を新築。20年12月の竣工を見込む。





















