日本版「スマートシティ」次のステージへ >>(下) 「柏の葉スマートシティ」、海外から視察も Society5.0、先には個人の幸せ実現
住宅新報 2019年6月4日 号 4面

日本橋室町三井タワーの地下にある「日本橋エネルギーセンター」でエリアの電力や熱の利用状況をモニターし、最適化する
5月16日、東京建物が運営する「City Lab TOKYO(シティラボ東京)」(東京都中央区京橋3丁目)で開かれた「都市システムデザインとスマートシティに関する公開セミナー」。村山顕人東大准教授による開催の趣旨説明文には、日本のスマートシティ事例は、エネルギー分野を中心にスマート技術を取り込むことが多いが、フランスのリヨンの事例のように、都市生活に関わる様々な分野に、多様なスタートアップ企業のアイデアや技術を既成市街地に実装するスタイルも大事とする旨を記載している。
エネルギー分野で大手企業による取り組みではあるが、既存市街地を取り込んだスマートシティ化は、日本でも始まっている。三井不動産と東京ガスが手掛けた「日本橋スマートエネルギープロジェクト」。4月15日の会見で、菰田正信三井不動産社長は「持続可能なまちづくりを考える上で最も大事なのは、災害に対して強靱であり、平時にも環境性の高いサステナブルなエネルギーと考えている」と、同プロジェクトの意義を強調した。
エリアの核となるのは「日本橋室町三井タワー」(東京都中央区日本橋室町3丁目)で、その地下に、熱交換式ガス発電機などを配置した日本橋エネルギーセンターを設置。ここから三越本店や武田グローバル本社など周辺の既存ビルを含めた約20棟・100万平方メートルに電気と熱(温水・冷水)を供給する。エネルギー管理などソフト面も充実し、エリア全体の省エネ性や防災性を向上させる。





















