紙上ブログ 不動産屋の独り言 504 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 高齢入居者の音信不通 契約古く、現状たどれず
住宅新報 2019年5月28日 号 7面
私がお世話になっている家主さんが店舗を貸していて、もう80歳は過ぎている高齢の婦人がスナックをやっている。スナックを開業して30年も経つし、今まで家賃が遅れたことは一度もないのだが、今年に入ってからは家賃を滞納していて、営業しているのを見たことがない。カラオケ機器をリースしている業者からも家主さんに問い合わせが入っていて、家主さんも苦慮して私に相談が入った。
家賃は持参で
亡くなった親が交わした昔の契約書は見つからず、不動産会社が間に入っているが、更新契約もしていなくて連絡先も不明とのこと。今までは家主宅まで家賃を届けに来ていたから安心していたようだが、連絡先も聞いていないし、家主は合鍵も持っていないと言う。仕方ないので、とりあえずスナックのドアに、用件は書かずに「連絡ください」と小さく貼り紙して、しばらく様子を見ることにした。























