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スタンダード会員限定国内最大級の木造耐火 横浜で特養 特殊な金物・工法使用せず 日土地

住宅新報 2019年5月7日 号 5面

港南台駅から徒歩8分に完成した「ひまわり港南台」

港南台駅から徒歩8分に完成した「ひまわり港南台」

 日本土地建物はこのほど、大規模耐火木造建築物「特別養護老人ホームひまわり港南台」を横浜市港南区に完成させた。2×4工法の地上4階建て(1階はRC造)で、延べ床面積は2570坪。耐火木造としては国内最大規模となる。こうした規模の建物はRC造で建設されるのが一般的で、木造はまだ珍しい。

 今回のプロジェクトは、神奈川県内を中心に特別養護老人ホーム(特養)を運営している社会福祉法人育生会から、新規拠点開設のプロジェクトマネジメント業務と基本設計業務を、同社CRE戦略支援部門が受託したもの。

 敷地は国有地で、育生会が50年間の定期借地権で賃借している。

 建物の特徴は、特殊な工法や金物を用いることなく、壁量を増やすことで耐震等級2同等を確保している点。具体的には、負荷のかかる2階に二重壁を配置した。更に床や壁には国産材を使用している。RC造と比べて木は軽量で工期も短い。今回の工期は1年ほど。建築コスト(坪当たり)は約85万円で、同規模の建物をRC造で建設した場合と比べて3割ほど抑えることができた。こうした耐震性や施工性、経済性などが評価され、国土交通省のサステナブル建築物等先導事業に採択されている。

 場所は、JR根岸線の港南台駅から徒歩8分の立地。政府は一億総活躍社会の実現に向け、特定の期間・地域において国有地に特養を開設する場合は貸付料の減額などの優遇制度を設けている。今回はその初の案件だという。

 人手不足が課題の介護業界。今回の物件では、スタッフが効率よく働くことができる動線を意識した設計とした。更に、建物内には職員専用の保育施設や、畳コーナーのある広めの休憩室も用意した。

 総事業費は約22億円。

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