紙上ブログ 不動産屋の独り言 496 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 このお客さんを信じる(2) 失敗認める素直さが魅力
住宅新報 2019年4月2日 号 7面
母親のほうは、離婚後に大麻での逮捕歴が3度あった。子供も3人いるが、父親はすべて違っている。だから悪いという訳ではないが、生活は乱れ切っていたのだろう。3人の子供は養護施設にいるとか。Tさんは「自分の子供という実感もないし、もう会わなくてもいいかなと思っています」と寂しそうに言う。私が「今はお子さんも『お父さんに会いたい』とは思わなくても、成長するにつれて『自分の父親はどんな人だろう、会ってみたい』と思うんじゃないかな。大人になるにつれて父親に相談したいことも出てくると思いますよ。いつも気に掛けていた、という実績を積み重ねて、気持ちが変わるのを待つしかないですね」と言うと、恥ずかしそうに笑う。
律儀な性格
先日、Tさんからお客さんを2人紹介して頂き、無事に契約を済ませると、丁寧にお礼の電話を頂いた。その後に店を訪れてくれて、「難しい内容だったのにありがとうございました」と直接お礼を言う。なかなか律儀である。























