ロボットと協働する世界を 大東建託 職人の高齢化と人手不足に
住宅新報 2019年3月26日 号 6面
ロボットの開発は、自動車メーカーと実用機の開発取引で実績があるエイチ・アイ・デー(福岡県北九州市)の協力を得て、17年に着手。分解・搬入や現場の組み立てが容易で、先端部のアタッチメントの付け替えで多様な作業や現場に対応する。革新的な技術が人手不足を解消するとして、これらの特長を表す英語表記の頭文字から造語して、『D―AVIS』(デービス)と名付け、現場での試行作業を始めている。
タブレット一元管理
操作手順は、同社独自の管理システム『名監督システム』を通じ、現場に備えるタブレット端末から指示できる。同システムでは工程表や施工の進捗状況、作業員情報などを一元管理している。これに今回のビス留めロボットの操作機能を加えることで活用を容易にする。協力事業者も使うシステムのため、現場監督が更新した最新の情報をリアルタイムで共有する。
デービスを操作する際は、管理システムで指示される位置にまず設置。起動すると、搭載した3Dカメラセンサーによってデービス自体が位置を確かめた上で、壁や天井の石膏ボードにビス留めしていく。例えば、1棟6戸規模のアパートの場合、1人で4日半は掛かるビス留めを、代わって作業する。
仮に、48m2程度の居室の場合に約1万500発のビス留めが必要となり、「作業時間自体を短縮するわけではないが、人による作業労力の身体的な負担を減らし、誤発射などのケガを防ぐ」(同社施工品質管理部部長の泉和宏氏)。更なる軽量化を図り、防音性を備えさせ、先端アタッチメントの付け替えで適用作業の幅を広げていきたいと展望。実用化の際には当初は100台、ゆくゆくは500台を生産し、協力会社に販売やレンタルする。





















