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プレミアム会員限定地域密着探訪 ERA島津組 (鳥取県米子市) ワンストップで「くらし」支える 女性活躍が事業循環のカギ

住宅新報 2019年3月19日 号 7面

連載: 地域密着探訪

売買・賃貸仲介
  • 島津志朗社長

    1 / 2島津志朗社長

  • 昨年移転した新社屋前で。LIXIL米子ショールームの隣地という営業戦略上のメリットもある

    2 / 2昨年移転した新社屋前で。LIXIL米子ショールームの隣地という営業戦略上のメリットもある

 65年の創業以来、鳥取・米子で地域に寄り添う。現在は5つの事業が柱。売上高14.2億円(18年10月決算)のうち、「個人住宅の新築事業」「同リフォーム事業」が各4割を占め、「法人対象の建築事業」「不動産業」「鉄道車両の内装事業」と続く。「不動産の手数料の増加と共に、不動産業から派生する建築案件も増えている」。この不動産業を立ち上げたのが現在の島津社長だ。地元の信用金庫に勤めた後、98年に建築を営む家業の同社へ。学生時代に取得した宅建資格を生かし、翌99年にミニ開発の売買を開始。ERAに加盟した15年1月以降に本格化した。

 同社の特徴が「女性活躍」の推進だ。全社員36人の約半数が女性で、設計、定期訪問(リフォーム営業)、不動産事業など各部門で活躍する。前職時代から建設・不動産業が評価されにくい環境を打破したいと考えていた島津社長のキーワードが「女性」。「家を守り、切り盛りする女性は多く、同じ女性が営業職であれば買主も安心感がある。また、女性は正義感が強く、顧客の立場で解決策を探る意識に優れている。一方、企業もホワイトな経営を実行しないと通用しない」と昨年1月、新興住宅街の米子市観音寺新町に本社を新築・移転。きれいな環境で効率よく働ける職場環境を整備した。「勤務時間や休日を含め、より安心して働ける環境づくりに向けた課題は多いが、風通しの良さは意識してきた。社員からは社内改善の提言書も出てきており、私も『やる』と約束したものは実行してきた」。

 同社の取り組みは「鳥取県輝く女性活躍パワーアップ企業」に認定された。採用面では地元の中途採用が中心だったが、新社屋移転後、地元の大学からインターンの申し込みが入るなど、働きやすさの追求が注目を集めそうだ。更に同社では同時期からワンストップ相談サービスの「clasimazu くらしまず」事業を発足した。住まいの領域に限らず、お金、くらしに関する困りごとに対応する窓口を設置。専任の「くらしアテンダント」が士業の各専門家と連携しマネジメントする仕組み。新築・リフォームでの循環のほか、相続案件の解決が新たな取引につながるなど「ERAが提唱する住まい・くらしのトータルワンストップに共感する」と微笑む。

 「くらし」というテーマの中で、5つの主力事業にプラスアルファの価値を見いだす。例えば、定期訪問サービスに看護や保育の分野を組み合わせるなど、新たな顧客創出が島津社長の課題だ。同社では消費増税や東京五輪後の落ち込み等を想定し、この数年をストレステスト期間と定めた。「楽観視はできないが、悲観していても進まない。『くらしの真ん中に、アイ(i)があるclasimazu くらしまず』がスローガン。愛がある事業展開を目指す」と力強く語った。

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