マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ コーシン王子マンション (2) 東京都 北区 100年委員会発足 花と緑の会
住宅新報 2019年3月12日 号 6面
連載: マン活に励む管理組合
100年委員会発足以降も、様々な活動をしていて、北区の防災センター見学会や、エレベーター閉じ込め救出訓練など、防災に関することだけでなく、屋上を開放しての「金環日食」の観測会、下谷七福神巡り、高尾山ハイキングなど、コミュニティに役立ちそうなイベントも随時盛り込んでいきました。
「マンションを100年長持ちさせる」ことに関して、ハード面は当然管理組合の管轄ですが、防災やコミュニティといったソフト面は、委員会が担うという意識を持って取り組んでいます。
定期的な活動も多々あります。「ウォーキングの会」は毎週日曜日の朝8時半から。きっかけは、ある人が「健康のために毎日周辺を歩いている」といったことでした。
みんなでマンション前からスタートしますが、途中、どこで折り返してもよく、自由参加・自由解散です。石神井川沿いは絶好の散歩スポット。毎回数名から10数人ほどの参加者がいます。
毎年8月の第1土曜日には、板橋花火大会が開催されます。10年からは、この花火大会に合わせて屋上を開放し、みんなで花火を鑑賞する催しも始めました。
当日は委員会を中心に、管理組合の理事たちも一緒に準備をします。焼鳥屋をやっている住人が無償で焼き鳥を提供したり、かき氷の道具を借りてきてふるまったり、子供たち向けのくじ引き大会を開いたりと、大人も子供も楽しみにしているイベントになっています。
また、花壇を整備したいとの声を受けて、「花と緑の会」も立ち上げました。
四面が道路に接道している「コーシン王子マンション」。その周囲をぐるりと囲む花壇の一部を、住人有志が管理しています。14年には北区と「みどりの協定」を締結し、年2回、花苗や肥料などの支給を受けています。
近所でお金を掛けて花壇づくりをしている人から、「お宅のマンションの花壇にはかなわない」と言われることもあるそうで、住人自慢の花壇となっているほか、街の美化にも寄与しています。
ほかにも、様々な活動を積極的に行っている100年委員会。数年前には「(1)誰もが安心して、楽しく暮らすマンション(2)花と緑に囲まれた、きれいなマンション(3)皆が元気にあいさつするマンション」という、マンションの3つの目標を定めました。
どれもとてもシンプルな内容ですが、この中にはマンションの維持管理・防災・コミュニティといった、マンションを長持ちさせるためには欠かせない要素が盛り込まれています。
「3つの目標を決めてから、マンションの環境も住人同士の関係も確実に良くなってきた。目標を掲げることはとても大事です」と榎本さん。実際、マンションに空き室が出ると、すぐに近所の人が入居してくるほど、地元でも人気のマンションとウォーキングになっています。
(取材年月:18年1月)
【マンション概要】
建物名/コーシン王子マンション▽所在地/東京都北区▽階数/10階建てなど▽総戸数/101戸▽竣工年/75年(昭和50年)築▽管理形態/全部委託▽管理会社/ハイネス管理(株)▽総会開催/毎年11月▽役員数/13人(うち4人が修繕委員)▽役員任期/輪番制2年、修繕委員のみ任期なし
























