定借推進協がシンポ 定期借地権で中古再生 新たな活用法探る
住宅新報 2019年3月12日 号 5面
定期借地権推進協議会はこのほど、東京・大手町で「住まいはどうなる~所有と利用の分離の観点から」をテーマにシンポジウムを開いた。後半のパネルディスカッションでは、築78年の「求道学舎」を定期借地権(定借)で再生した経験を持つアークブレイン代表取締役の田村誠邦氏と、ベストセラー『下流社会』の著者であるカルチャースタディーズ研究所の三浦展氏をパネラーに招き、定借制度について、今の時代ならでは役割を探った。進行は同協議会委員長の大木祐悟氏が務めた。
定借は郊外でも地価が高騰していた92年に創設された制度。当時は「安い価格で広い家を取得できる」ことがセールスポイントとなっていたが、四半世紀超が経ち、その間に地価は下落し、所有から利用へと志向にも変化がみられるようになっている。
田村氏は、リノベーションなど建物再生に定借を活用することについて、「これから先も使える建物を買い取り、土地は借りるという方法は十分あり得ると思う。その際、建物の耐久性等の担保や評価をどうするかを考える必要はある」「そもそも既存建物が十分な天井高など、ゆとりのある設計でなければ、後からリノベーションしても使いやすいものにはなりにくい」と指摘した。






















