廣田 信子の紙上ブログ No.177 マンション管理応援歌 頑張る人ほど他人が許せなくなる訳
住宅新報 2019年1月29日 号 6面

日本人に多い、まじめで努力家、周りを気にするという性質は、遺伝上の特徴と深い関係があることがわかってきました。鍵を握るのは「セロトニン」。脳内で働く神経伝達物質の一つである「セロトニン」は、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わり、別名「幸せホルモン」とも言われます。日本人には、「セロトニン」をリサイクルして有効活用する「セロトニントランスポーター」が遺伝的に少ない人が多いというのです。だから、日本人は、欧米人のように自分は自分と楽天的な生き方ができない人が多いのです。
その物質が多い人、中くらいの人と、少ない人の3タイプに分けると、日本人は、少ないタイプの人が7割を占めますが、欧米人は2割以下です。一方、多い人は、日本人は2%しかいないのに欧米人は3割がそのタイプです。
活用できる「セロトニン」が少ないことによって、周りの目が気になり、自己主張せず、まじめで誠実という性格は、共同生活に向いているようにも思いますが、一方で日本人は、不公平をとても感じやすいことが分かっています。心の底では、「何で自分だけがこんな思いをしなければならないんだ?」というような黒い感情が渦巻き、「まじめにやっているのに報われない」と、1番感じやすいのが日本人なのです。不満が溜まりやすく、誰かと比べることで不条理を感じてしまうのです。






















