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プレミアム会員限定知って得する建物の豆知識 254 蟻 害 外来シロアリが全国に

住宅新報 2019年1月22日 号 8面

連載: 知って得する建物の豆知識

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知って得する建物の豆知識 254 蟻 害 外来シロアリが全国に

 日本には18種類のシロアリが生息してますが、建物に害を及ぼすシロアリはヤマトシロアリとイエシロアリです。ヤマトシロアリは北海道を含む日本全土に広まり、イエシロアリは関東以西と言われてきましたが、最近の温暖化と住宅の高断熱化が進んだことから、ドンドン北上を続けています。国交省の「シロアリ被害実態調査報告書」(2013年)によると、日本の住まいの5軒に1軒は、床下にシロアリが生息し、築年数にほぼ比例するかたちで被害も増えています。木造在来工法、2×4、プレハブなど言うに及ばず、鉄筋鉄骨の建物やコンクリート構造でも木部にはシロアリ被害が見られます。

湿気が必須 シロアリは一定の水分が体表を覆っていないと生存できません。したがって、湿気の滞留しやすい部位がシロアリの生息域になります。また、土中を水平に進み、障害物に遭遇するとそれに沿って上昇するという性質があるため、土中の基礎に沿って上昇します。地表に出た時点で、蟻道と呼ばれるトンネル状の覆いを食べかすやフンなどで作り、この中を往来して、容易に構造材に行き着いてしまうのです。

 いったん構造材にアクセスしたシロアリは木材を食べながら上昇を続け、ついには小屋裏にまで被害を及ぼします。シロアリが活動すると基礎の立ち上がり部などに褐色状の蟻道ができるので、発見は容易ですが木材の中の蟻道は発見が困難です。また、湿気さえあれば強靭な顎を使って硬質断熱材や樹脂フィルムでも容易に食い破って侵入します。

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