マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ コープ南砂 (1) 東京都 江東区 住民の手で管理 生ごみリサイクル
住宅新報 2019年1月22日 号 6面
連載: マン活に励む管理組合
コープ南砂は、81年の竣工当時から自主管理を行ってきたマンションです(現在は一部委託)。住人主体の「助け合い活動」の他にも、敷地内の掃除や芝刈り、定期清掃などを多くの住人が参加して行っています。
例えば、電動草刈り機を購入し、敷地内の除草・芝刈りは、管理組合主導のもと、居住者で行っています。
清掃業務も同様で、管理組合がポリッシャーや高圧洗浄機などを持っていて、「清掃デー」になると100人ほどの住人で清掃をするのです。そのため、管理費は入居5年目頃に一度上げたきりで、その後32年間ずっと上がっていません。修繕積立金も潤沢だそうで、建物も築37年とは思えないほどきれいです。管理状態が良いことがひと目でわかります。
住人の意識も高く、「できる限り自分たちで」がモットー。強制も無理もせず、それぞれの得意分野やできる範囲内でやれることはやる、というスタンスです。それはマンション内だけでなく周辺の環境や地域に対しても同じで、様々な形で周囲に働き掛けを行っています。
「コミュニティの根幹は『そこで知り合う』こと。遠くの親戚より近くの他人と言いますが、縁あって同じ屋根の下に暮らす者同士、助け合って生きていくのが理想なんじゃないでしょうか」と語るのは、自治会長の小林さん。
行政サービスに頼りきりの現状に疑問を感じ、マンションや地域のコミュニティを通じて、自分たちにできることはないかを常に考えてきました。そこで取り組んでいるのが、生ごみリサイクルと公園の管理活動です。
20年ほど前、コープ南砂自治会の役員会で生ごみリサイクルの話題が持ち上がりました。米ぬかやもみ殻、油かすなどの有機物を発酵させた「EMぼかし」という資材で、生ごみを肥料に変える方法なら家庭でも簡単にできるという話になり、早速やってみることにしました。
こうしてできたのが「コープ南砂生ごみリサイクルの会」です。
94年に各家庭に呼び掛けをして会員を募り、活動を続けて23年が経ちました。会員は現在18世帯。各家庭で毎日出る生ごみをEMぼかしを使用して、たい肥に変え、2週間に1度、隔週土曜日に集まって施肥作業を行っています。
敷地内の緑地帯やミニ菜園、花壇などに生ごみのたい肥を埋めるほか、敷地内の除草や植栽の管理も同時に実施。作業時間は午前9時から1時間程度です。
(取材年月:17年10月)
【マンション概要】
建物名/コープ南砂▽所在地/東京都江東区▽階数/14階建てなど▽総戸数/165戸▽竣工年/81年(昭和56年)築▽管理形態/自主管理(一部委託)▽総会開催/毎年5月▽役員数/管理組合8人、自治会13人▽役員任期/管理組合2年、自治会1年
























