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スタンダード会員限定マンション管理応援歌No.175 廣田信子の紙上ブログ 合意形成を学ばないと中学生に負ける?

住宅新報 2019年1月15日 号 6面

連載: 廣田信子の紙上ブログ マンション管理応援歌

管理(賃貸・分譲)
マンション管理応援歌No.175 廣田信子の紙上ブログ 合意形成を学ばないと中学生に負ける?

 最近の中学の「公民」の教科書では、マンションの合意形成も扱っていると聞き、どのような授業がされているのか調べてみました。

 「対立」と「合意」、「公正」と「効率」は、現代社会をとらえる概念的枠組みの基礎である。意見が対立したとき、解決(合意)のための判断基準となる「公正」と「効率」は対立する概念ではない。「公正」とは「公平で偏っていないこと」であり、「効率」とは「配分について無駄がないこと」で、そのバランスをいかにとるかが重要。そのことを、マンション住民間の騒音トラブルやエレベーター交換の費用負担の公平性の問題の事例で、ディスカッションやロールプレイをして中学生が学んでいるのです。自由に色々な意見が飛び出すことが尊重され、様々な紛争を、禍根を残すような安易な妥協はせず、共感、創造性を生かし、「対立」を「合意」へと転換していく「超越点」を見付け出していくことの訓練です。更に、「公正」には、手続きの公正と結果の公正の両面を考える必要があることも学びます。

 そこで出る中学生の主張は、私たちが日々扱うマンション住民の主張と変わりません。ただ、それぞれの主張をまず聞くという姿勢があること、属人的な問題から論点に整理し、公平と効率という観点で解決策を見出す…という話し合いの手法があります。その点では、今の管理組合内での議論よりも建設的かもしれません。

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