明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第266回 木造の事務所 効率よりも景観配慮優先
住宅新報 2019年1月15日 号 4面
【学生の目】
東京都の東に隣接する千葉県浦安市は、東京都24区と言われることがある。市内にはJR京葉線の駅が2つある。都市型大規模レジャー施設がある舞浜駅、「マリナーゼ」が暮らす新浦安駅の2駅で、いずれも東京区部にも匹敵する雰囲気がある。一方、東京都から数えてJR京葉線の3つ目の駅である市川市の市川塩浜駅になると様相が変わり、下町の風情が強くなる。商住工混在の地域が広がり、マンションやアパート、戸建て住宅の所々に工場や店舗が陣取り、地域にサービスを提供している。飾らない雰囲気が特長だ。
住宅街を歩いていると、交差点の角に立つ特徴的な建物に目が留まった。木造の平屋建てで、切妻屋根の建物だ。小規模ながら、角地に立っている、屋根勾配が5寸程度ときつい、玄関ポーチに手造り感がある、ログハウス的な材質感から、力強さを感じる(写真)。用途は自動車整備工場の事務所である。






















