2拠点生活の「デュアラー」 リクルート 19年住まいのトレンド予測
住宅新報 2019年1月1日 号 7面
リクルートホールディングスはこのほど、千代田区丸の内の同社本社で、「2019年のトレンド予測」発表会を開催した。同社PR部部長の菊地明重氏は、「60年の創業以来、企業と消費者をつなぐ役割を果たしてきた。当社では顧客設定、データ分析、商品開発という3つの力を強みにトレンドを予測しており、業界発展、社会課題解決の一助になれば」と語った。
09年の開催以降、今回で10回目。人材・飲食・住まいなど8領域における編集長らが、19年から盛り上がると予測するトレンドを発表した。住まい領域では、リクルート住まいカンパニーの「SUUMO」編集長、池本洋一氏が登壇。19年のトレンド予測として、デュアルライフ(2拠点生活)を楽しむ人を指す「デュアラー」の増加を挙げた。従来の豪華な別荘を持つ富裕層や時間にゆとりがあるリタイア組というイメージから一線を画し、空き家やシェアハウスを活用して20~30代のビジネスパーソンやファミリーが2拠点生活を志向する動向を指摘し、こうした都心と田舎双方の生活を楽しむ人を「デュアラー」と命名した。
これらの背景について、池本氏は東京一極集中・都心回帰による影響を挙げ、「シェア文化の浸透や民泊の合法化、地方物件の価格低下など世の中が変化した。2拠点目の住宅の持ち方も、泊まる・借りる・譲り受ける・買う・貸すなど多様化し、一般人にも広がっている」と指摘。同社が18年に実施したデュアルライフの実態調査(N=298)では、2拠点生活を実践している人の年代は20~30代で5割を超え、世帯年収は800万円未満が半数を占めた。また、同社では、デュアラーのタイプを「のびのび子育て」「地域貢献」など目的別に6分類し、毎月約2.5万円で1500坪の物件を賃貸し農作物を育てる家族や、祖父の家を相続して友人との交流の場に活用する男性の事例などを紹介した。























