紙上ブログ不動産屋の独り言484 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 これはなんだか怖い家族(6)(最終章) 毎度の〝非常事態〟にうんざり
住宅新報 2019年1月1日 号 7面
夕方、そろそろ店を閉めようと思っていたときに例の母親からメールが届いた。その家族からのメールは正直ろくな用件ではない。「長男がこれから自殺すると言っている」という物騒な内容。もう、勘弁してくれ、という心境。「人命は地球より重い」とどこかの首相が言っていたが相手によりけりではないか。その長男が入っているのは当社の管理物件、中で首でも吊られたら困る。
家主も拒否
物件は隣町だ。当社は車がないから、行くとしたら電車と徒歩ということになる。その日は特に冷え込みがキツく、帰宅したら晩飯前に温かい風呂に浸かって早めに寝ようと考えていたから、閉店間際のこの時間から出掛けるのはつらい。























