明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第264回 減少する庇を考える コストアップも美観は普遍
住宅新報 2018年12月25日 号 4面
【学生の目】
奥行き感のある建物には高級感がある。先日、千葉県の柏市のアパート(写真)を見たときにそれを強く感じた。奥行き感がある理由は、妻側住戸の外壁の小さな窓に庇(ひさし)をつけていることである。
庇のもつ役割を調べると、大きく分けて2つあることが分かった。1つ目は、日射量の調節である。庇は太陽高度が高い夏は窓に大きな日影をつくり、断熱性に難点があるガラスを透過する熱量を減少させる。2つ目は、雨水の浸入を防ぐ。窓には通風を確保する機能もあるが、雨の日に窓を開けると雨水が入る。雨の日には通風を得ることが難しくなるが、庇があれば少しの雨の日は開けたままにできる。






















