マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ニュー九段マンション (2) 東京都 千代田区 耐震診断&改修 費用の捻出
住宅新報 2018年12月18日 号 6面
連載: マン活に励む管理組合
「最初は、住宅金融支援機構でローンを組めば済む話だと思っていたんです」と話すのは、管理組合理事長の中西さん。耐震改修については千代田区で法律に基づく認定を受けた第1号物件となり、助成を受けられることが決まっていました。いわば行政のお墨付きをもらっているようなものなので、何の問題もなく借り入れができると考えていたそうです。しかし、区分所有者のうち実際に住んでいる人が37戸中11戸であったことから、住宅金融支援機構では居住していない26戸分の借り入れはできないことが明らかになりました。
そこで、慌てて融資をしてくれる銀行を探しました。幸い、その頃ちょうど、マンションの管理組合向けに無担保無保証で融資を始めていた西武信用金庫を見つけることができ、融資を受けるめどがつきました。それをもとに、平成26年の6月に臨時総会を開き、耐震改修工事実施の承認をとったのです。
西武信用金庫では、住宅金融支援機構と連動して修繕積立金を原資に10年ローンを組みました。管理組合員には10年間限定で修繕積立金を値上げし、その後は元に戻す計画で承認を得ました。ベランダにて建物の一番外側の柱にブレース(筋交い)を入れる工法のため、騒音などはあるものの、住み続けたまま工事ができます。また、一部の住戸にはベランダがなく、立ち入り工事があったり工事後に面積が減ったりと不利益が生じるため、管理組合から補償金を支払うことで合意を得ました。























