物流施設に新コンセプト「カテゴリーマルチ」型 野村不、青梅で初の本格展開
住宅新報 2018年12月18日 号 4面
野村不動産は、物流施設の新たなコンセプト「カテゴリーマルチ」型を本格展開する。同コンセプトを導入した大規模物流施設「Landport青梅Ⅰ」(東京都青梅市末広町)を11月末に竣工、12月には同じ計画地内で「同Ⅱ」(同)を着工した。同コンセプトは入居テナントの業種を特定することで、テナントの入れ替わりを想定した汎用性を持ちつつ多様性を実現するというもの。同社が長期にわたって物件を所有するため、同業種であれば入居企業の入れ替わりに対応できる。
青梅プロジェクトは、同社が所有する旧東芝青梅工場跡地(約11万9965m2)を3期に分けて開発するプロジェクト。いずれも同コンセプトに基づいて開発する。同コンセプトは数年前から開発を進めており、本格的な展開は青梅が初めてとなる。
同コンセプトにより、BTS(特定企業専用)型の使い勝手の良さと、マルチテナント型の稼働開始までの期間の短さや契約期間の柔軟性を確保した。人手不足に対応するための自動化機器や設備の導入をスムーズに行えるメリットもある。
一棟貸しに加え、同一業種であればフロアごとに異なるテナントへの賃貸にも対応する。事前マーケティングやリーシングの期間を設け、顧客ヒアリングと過去のヒアリング結果を照らし合わせるなどして設備の仕様を固める。
「Landport青梅Ⅰ」(延べ床面積6万1121.23m2)は、鉄筋コンクリート造・鉄骨造のスロープ付き3階建て。圏央道「青梅」インターチェンジから約2.5キロメートルとアクセス性が高い。また、JR青梅線「小作」駅徒歩10分と通勤利便性が良く周辺に住宅地があるなど雇用確保にも優位性がある。自動車部品をカテゴリーとし、日野自動車が一棟借り上げ、車両パーツ専用センターとする。
「同Ⅱ」(同6万7107.29m2)は鴻池運輸が使用し、飲料などの重量物の保管・荷役に適した仕様とする。























