日本ホームステージング協会代表理事杉之原冨士子氏に聞く 「住まいと暮らしの価値向上」 加盟企業38社、中小・個人や地方へ波及 遺品整理、空き家対策も
住宅新報 2018年10月30日 号 7面

杉之原冨士子代表理事
――日本版ホームステージングの特徴と近年の動向は。
当協会は、日本版ホームステージングの普及と実務者の人材育成を目的に13年に設立した。ホームステージングとは、住まいの価値と暮らしの質を高めることと捉え、不動産事業者に限らず、暮らしに関わる様々な業界・企業に活用の道があると考える。具体的には片付け、掃除、廃棄、保管と、それらに関連する物流知識・インテリア・小物の活用がある。私自身は、片付けビジネスの現場でゴミ屋敷、残置物の増加などを目の当たりにしてきた。協会カリキュラムに遺品整理があるのも、家具や小物を使ったインテリア手法の前に不可避な工程と考えるからだ。この入り口を理解したホームステージャーを育成し増やすことが空き家問題解決の一端となり、既存住宅流通に必要だ。
「ホームステージング元年」と位置付けた17年まではリフォームや管理など不動産事業者が中心。今年に入り、家具やVRなど、ホームステージングをサポートする企業の参加が目立つ。不動産業界でも中小、地方や賃貸分野に広がっており、ホームステージング事業を立ち上げる個人事業主の動きもある。























