五輪控え伸び悩む東京 都市戦略研世界都市ランキング〝文化・交流〟に課題残す
住宅新報 2018年10月23日 号 4面
森記念財団・都市戦略研究所(竹中平蔵所長)がこのほど18年版としてまとめた、世界主要44都市の総合ランキングによると、東京は前年と同順位の3位にとどまった。同ランキングは、(1)経済、(2)研究・開発、(3)文化・交流、(4)居住、(5)環境、(6)交通・アクセス――の6分野、合計70の指標を選定し、各指標のスコアの合計を総合力として都市をランク付けしたもの。
それによると、20年の五輪開催を控えて大きな伸びが期待された東京は、昨年のスコアを上回ったものの、東京を上回る伸び幅となった1位のロンドン、2位のニューヨークに差を広げられる結果となった。4位のパリの伸び幅も東京を上回り、パリとの差が縮まった。
東京と上位2都市を比較すると、東京は文化・交流分野で大きく差をつけられた。「食事の魅力」「買い物の魅力」といった面で高スコアだったものの、「歴史・伝統への接触機会」「外国人居住者数」「ハイクラスホテル客室数」などの指標で大きく引き離されている。更に交通・アクセス分野の「国際線直行便就航都市数」でも東京は大きく後れを取った。また、環境分野では、ISO14001認証の重要性の低下と共に認証を返上する動きが国内で広がったことから対象指標から外したことが響き、分野別ランクが12位から29位に低下した。






















