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プレミアム会員限定知って得する建物の豆知識 246 室礼(しつらえ) 一種のコーディネーション

住宅新報 2018年9月25日 号 12面

連載: 知って得する建物の豆知識

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寺院の床の間

寺院の床の間

 床の間に花や掛け軸を飾る、正月に鏡餅を置くことなど、空間を整え、行事やそこでの振る舞いに意味を与えることを「室礼(しつらえ)」といいます。室礼は「設え」とも書きますが、欧米のクリスマスやハロウィーンのようなイベント目的のデコレーションとは若干異なり、空間と密接な関係を持ち、精神的な側面が小さくありません。

 12世紀以降の書物「類聚雑要抄」(平安時代後期の摂関家寝殿の室礼をその実務者が記したもの)や「満佐須計装束抄」(平安時代末期に成立した平安装束に関する指南書)には「室礼」「鋪設」「補理」として、寝殿造などの開放的な空間を「御簾(みす)」「几帳(きちょう)」「壁代(かべしろ=カーテン状の目隠し)」、屏風や衝立などで仕切り、必要な場所に調度を配置して、意味のある「場」を作ることとされます。

節目を迎える場

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