リフォーム提案の拡充(上) 需要の喚起に向けて 顧客が考える過程を大事に
住宅新報 2018年8月28日 号 1面

最高品質を追求するリグラン
「赤坂リフォームギャラリー」(東京都港区赤坂)を8月4日にオープンした三菱地所ホーム。三菱地所グループでは11年1月に三菱地所、三菱地所リアルエステートサービス、藤和不動産の住宅分譲事業の統合で三菱地所レジデンスが誕生。マンションストックの増加を踏まえ、同グループではリフォーム部門強化のために、事業ブランド「三菱地所のリフォーム」を立ち上げ、12年4月から三菱地所ホームに同グループ内のリフォーム事業を集約した。
15年4月に三菱地所ホームの経営トップとなった加藤博文社長は新築注文住宅に加え、新たな収益の柱とするためにリフォーム事業の強化を進めてきた。17年7月には赤坂ハウジングギャラリー内に戸建て住宅のリフォーム前後を同時に紹介する「リフォームラボ赤坂」を開設。赤坂エリアは三菱地所ホームが本社を構える場所であり、新築注文住宅を紹介し、宿泊体験もできる「オーダーグラン赤坂」も配置。顧客の回遊性に配慮した取り組みで、同エリアは三菱地所ホームが住まいの情報とソリューションを発信する一大拠点となる。
赤坂リフォームギャラリーでは定額制メニュー「Re Dia(リディア)」、最上級ブランド「Re Gran(リグラン)」の2つのショールームを設置している。更に、家具メーカーと連携したミーティングスペースでコーディネートの実例を紹介。セミナーなどを実施するためのオープンスペースも配備している。
「THINK―A」
リフォーム事業部門を担当する中島秀敏取締役常務執行役員は「〝今〟と〝将来〟の双方から考え、失敗しないリフォームをお客様と共につくり上げていきたい。お客様にあらゆる側面から考えていただき、考え抜いた上で答えを出していただく。その過程を大事にしたい」と方向性を説明する。
今回のギャラリーはコンセプトに「THINK―A(シンカ=THINK―All、THINK―Anser)」を掲げる。訴求カテゴリーとして(1)間取り(2)収納(3)ユニバーサルデザイン(4)空気・温熱環境(5)動線(6)デザイン――を設定。カテゴリーごとの関連性も重視する。「シンカ」は「お客様と接している営業や設計者の意見を聞いた。お客様との対話の中で、6つのカテゴリーに分類するのが分かりやすい」(中島常務執行役員)ことから設定した。
「リディア」は顧客目線を採用したオリジナル商品「アイズプラス」の水回り設備や仕様、インテリアコーディネーターによるカラースキームを組み合わせ、専有面積に応じた定額制。iPadでリフォーム前も体験でき、分かりやすい提案を行う。
「リグラン」はつくり上げる喜びや、最上級の素材・デザインによる最高品質を追求。大空間と三菱地所ホーム独自の全館空調「エアロテック」を組み合わせると共に、ゾーニングの美しさも提案する。
三菱地所ホームでは「リディア」「リグラン」で提供するアイデアやデザインを融合した受注も想定する。
7月26日からは戸建てリフォーム向けの「Re Dia HOUSE(リディアハウス)」も発売。商品内容は(1)最新設備・仕様の採用(2)専属のインテリアコーディネーター制(3)定額制商品(4)生活をより上質に演出するオプションプラン――となる。リディアハウスの設備や仕様は赤坂ハウジングギャラリーで確認できる。
拠点、商品・サービスの拡充を進めてきた三菱地所ホームでは、20年のリフォーム関連の売り上げ目標を100億円に設定。今後も顧客ニーズへの対応に注力していく。























