紙上ブログ不動産屋の独り言465 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 プロパンガス業者間の激しい争い(1) 信用第一で〝提案〟断る
住宅新報 2018年8月21日 号 7面
今から8年ほど前、プロパンガスの納入業者の営業社員が飛び込みでやって来た。それ以前にも何社かの訪問を受けていて、いずれも「おたくで管理しているプロパンガス利用の物件を、今の業者から当社に替えてくれたら紹介料を出します」という話を持ち掛けてきた。中には、「お客さんの毎月の使用料の10%をバックします」という業者もいた。ざっと計算してみたら、毎月数十万円になる。ちまちまと古いアパートの仲介料で稼ぐより、はるかに効率がいい。
だが断った。そんなものを受け取ったら業者に対して言いたいことが言えなくなる。何より家主さんが知ったら、それまで20年も掛けてコツコツと築いてきた信用が一瞬で吹っ飛んでしまう。そんな危険な橋は渡れない。
























