紙上ブログ不動産屋の独り言461 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 もう脱力しかない自己中心的な客 よかれと思って紹介したが…
住宅新報 2018年7月17日 号 7面
仲良くしている業者さんの募集物件で、私も気に入っている部屋があった。築年数は40年ほど経っているが、リノベーションしてあり室内は新築同然。家賃は4万円で共益費はなし。8畳のフローリングでバス・トイレ別。トイレは温水洗浄便座で、バスには浴室乾燥機が付いている。クローゼットも2カ所あって洗濯機置き場は室内。駅から徒歩圏で、そんなに安いのは家主さんに欲がないからだ。
「訳あり」と疑われ
管理会社でも何人か案内しているが、断りが入ってしまっていた。その理由が、「事件モノの訳あり物件に違いない」と疑われてしまうから。本来の相場でなら最低でも家賃は5万円だと思う。 管理会社から「このままでは家主さんに申し訳ないので、いいお客さんがいたら紹介してよ」との依頼を受け、うちのお客さんを案内することにした。今は家賃3万円の風呂なし物件に入っていて、超一流大学を出ていながら現在は派遣社員として働いていて年収も低い。30代後半で、学生時代から付き合っていた彼女と2年前に別れている。
























