未来を考えているマンションは、「高齢になっても安心して住み続けられる」と「世代が循環し子供の声が溢れ活気がある」という2つのビジョンを同時に持ちます。敷地内に高齢者施設と子育て支援施設を両方誘致したいという希望もよく聞きます。では、この2つは両立するのでしょうか…。
管理がしっかりしていて、良好なコミュニティのマンションほど、人の入れ替わりが少ないのです。ということは、月日を重ねるとそれだけ住民は高齢化します。いずれは相続が発生し所有者が替わりますが、長生き社会ではかなり先のことです。売りに出される住戸が少ない訳ですから、うまい具合に世代が循環しません。不動産会社に購入待ちのリストあって、ほとんど市場に物件が出てこないマンションもあります。
それは決してマイナスなことではありませんが、市場に出てくる物件が少ないということは、世代の交代がうまく進まないということでもあります。愛着を持って住み続けられるマンションは、世代が循環しにくいマンションでもあるのです。























