NENGO、築47年の木造リノベ 地域資源活用、帽子作家のアトリエに
住宅新報 2018年5月15日 号 7面
「100年後の街つくり」をミッションに掲げるNENGO(神奈川県川崎市、的場敏行社長)はこのほど、同市宮前区で「信州唐松とPORTER’S PAINTSでつくる帽子作家のアトリエ」を竣工した。築47年の木造2階建住宅の耐震補強と内装工事を施した帽子作家・香山まり子氏のアトリエ兼自宅だ。
当初は床の段差解消と壁の刷新を予定していたが、昨年9月に基礎を解体したところ大幅な耐震補修が必要と分かった。そのため、計画を再考。耐震補強に加え、内装に「総合森林コンサルタントと地域資源流通」を目指す山川草木(長野県大町市、香山由人社長)の木材を活用することに。床材には、信州カラマツの無垢材を、化粧板などポイントとなる箇所には信州産クリの無垢材を使用。階段の手すりを造作で仕上げるなど、木材へのこだわりを表現した。
コンセプトについて、設計を手掛けたNENGOの遠藤菜那氏は、「内装には信州で木材コンサルタントに励む息子の由人さんの建材、樹齢95年の信州カラマツを活用した。杉に比べて強度があり、木目が細かいため年輪のデザインが際立つ」と説明。また、壁面には自然素材との相性がいいPORTER’S PAINTSを使用。「経年変化による既存の木材の風合いや、信州カラマツ材の色の変化、香山氏の帽子との相性を考慮した色と質感を選定した」。
























