先日伺った団地のルールブックはとてもステキでした。子供も読めるように、やさしく、マナーやエチケットに触れられていて、すっと心に入ってきました。
まず、「お互いに嫌な思いをしないで快適に暮らせるよう、規約や規則に書かれていなくても、気遣いのできるあなたなら、他の居住者に迷惑を掛けないように気を付けることができますよね」と呼び掛けています。
理由を伝える
「規約」や「細則」で禁止されているからダメということは、裏返すと、書いて無ければOKとなってしまうので、限りなく細かいことまで禁止事項を書き込むことになります。その理由は明記されていませんから、人によっては、「こんなことまで禁止なの」と抵抗感を持つ事項もあります。抵抗感があると心にすっと入ってきません。
あまり細かく禁止事項を書くより、なぜいけないのかを理解できるようにして、人が嫌な思いをしないように気遣うマインドを共有していくことが、気持ち良く暮らすこつなのでは…と改めて感じました。
特に、芝の庭に関する項目がとてもやさしくて心にすっと入ってきました。「芝生の新芽時(5月頃)は芝を踏まないようにしましょう」「芝生を傷めるゴルフ・サッカー・野球・自転車の乗り入れなどはしないようにしましょう」「近道でも芝生を通路代わりに横断しないようにしましょう」「子供たちが公園の芝生に入るのは構いませんが、芝生を可愛がることを教えましょう」…と。
とかく、マンションの芝の庭は、「立入禁止」を徹底して美しさを保つか、徹底できないため傷んでしまっているか…の両極になりがちです。立入禁止になっていて、小さな子供が中に入って遊べないのをもったいないな、可哀想だな…と感じることがあります。
芝は、同じ所を繰り返し踏みつけたり蹴ったりすることで傷みます。小さい子供が、走り回るぐらいでは、芝は大丈夫なのです。何でも禁止ではなく、子供に、芝は生き物だから傷つけないようにしようね、新芽の頃はそっとしておこうねと教えながら、芝と仲良く付き合えたらステキです。
それを教えられて成長した子供たちは、周りの様々ことに気遣いができる大人に成長していくのでは…と心が温かくなりました。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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